GDシリーズ
レオニード・クロイツァー/没後50周年記念
「ピアノ講座より」1951〜2年(初出音源)クリストファ・N・野澤/監修
GD-2005/8(4枚組み)/税込価格 ¥ 10800
収録曲
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ショパン:練習曲 変ト長調 黒鍵 作品10-5/練習曲 ハ長調 作品10-7/練習曲 変イ長調 牧童 作品25-1/練習曲 ヘ短調 作品25-2/練習曲 ヘ長調 作品25-3/練習曲 ハ短調 作品25-12/幻想曲 へ短調 作品49/舟歌 嬰ヘ長調 作品60
リスト:メフィスト・ワルツ/ハンガリー狂詩曲15番 イ短調 ラコーツィ行進曲/愛の夢 3番/パガニーニ練習曲 1番〜6番
ドビュッシー:映像 第1集
シューマン:幻想曲 ハ長調 作品17/子供の情景 作品15/謝肉祭 組曲 作品9
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番/ピアノ・ソナタ第31番
ブラームス:狂詩曲変ホ長調 作品119-4/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 作品24
解説
没後50年という節目の年を迎える、日本音楽界の大恩人、レオニード・クロイツァーによる貴重な初出音源。現在クロイツァーのCDは全くといってなく、このCDが唯一といって良い。この音源はクロイツァー夫人でもあった故クロイツァー豊子さんが持っていた秘蔵音源で、夫人や弟子にあたる故伊達純氏も生前から50年後には是非世に出したいと願っていたもの。クロイツァーは戦前から戦後にかけて、自身ピアニストとして活躍しながら後進の指導にも力を入れ、最近話題のシュピルマンやフジ子・へミング、また日本では田中希代子、長岡純子といった人たちを育てた。さらに小澤征爾氏の「ボクの音楽武者修行」によれば、『指揮者になりたいと思うようになったのは、日比谷公会堂で、レオニード・クロイツァーがベートーヴェンのピアノ協奏曲第五番「皇帝」を、自分でピアノを弾きながらオーケストラを指揮したのを見てからであった。』とある。そして現在の日本で定着している「年末の第9」演奏会も、実は1947年12月にクロイツァー指揮、日本交響楽団が演奏したことがきっかけだといわれる。没後50周年記念演奏会が東京上野の文化会館で催されたというが、今回のアルバム・セットはいろいろな方面で日本の音楽文化に大きく寄与したクロイツァーの貴重な遺産である。
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